2月26日からJALのシステムが変わりました。
と言っても羽田や那覇などの大きな空港のシステムは、3月下旬(聞いたのですが、正確な日付けは忘れました)からの変更だそうです。
しかし他の空港のシステムが変わったことで、羽田や福岡や那覇などの大きな規模の空港の操作性が違うようで、以前と比べても時間が余計に掛かってしまいました。
当日乗る予定の普通の席からクラスJの指定席を探してもらうのに、いつもなら5分かそこらで出来たのですが、この日は4件依頼したら、30分近くかかってしまいました。
それでもクラスJの席が確保できて、結果が出れば少しは報われたのですが、全く時間を30分間も浪費しただけで、とても悲しくも無残な結果でした。
朝5時過ぎの、それも飛行機の出発前の30分間のロスタイムは、私にとっては非常に痛い時間の損失でした。
朝6時過ぎのフライトだったために、朝ご飯を食べる時間が全く無くなってしまったのです。
仕方が無いので福岡空港と那覇空港で、もう一度予約を取ってもらいましたが、こちらでも乗り継ぎの時間がギリギリになるほど時間が掛かってしまいました。
那覇空港では、私が乗るはずのプロペラ機の到着が遅れていて、結果出発も遅れていたので、何とかギリギリで事なきを得ました。
しばらくすれば上手く回るようにはなるとは思うのですが、差し当たってシステム変更初日に、私は大変な思いを何度もさせられました。
それと新しいシステムへの変更への影響か、私のE-チケットが上手く効かなかったり、再発行してもらった1枚ごとのチケットで、今度はラウンジが通過できなかったりと、散々なシステム変更初日の犠牲者となったわけです。
しかし今回のシステム変更で、良くなった点もありました。
新しいシステムになった小規模な空港では、荷物を預けると、今までは4回分のフライトを過ぎると預け直さないといけなかったのですが、今日からは朝から当日の最後の便まで(今日は6フライト)分の荷物を送ることが出来るようになりました。
3~4フライトごとに、到着空港で荷物を受け取り、同じ空港で荷物のX-線検査をして、封印のシールを貼り直してもらい、預け直すと言う必要がなくなったのです。
もう一つ、今までは最初の空港でも途中の空港でも、3フライト分しかチェックインできませんでした。
しかし今回からは、朝からこの日の6フライト分の全てのチェックインが出来るようになったのです。
国内線で6フライトも8フライトも、1日に続けて乗るお客様は修行僧以外にはとても少ないのかも知れませんが、修行僧で私のように荷物を持つのが好きでない客にとっては、チョットだけ便利になった・・・ような気分です。
でも普通の旅行者の方が、国内で1日に6フライトも、7フライトも乗り継ぐ方は、我々修行僧(又は修行尼)以外には、ほぼいないと思います。
もしかすると、私のように高齢で修行する人用に作られた改革ですか?
そうすると、唯一私だけのための改革かも知れませんね。
何故なら私以外の、他の30歳代から40歳代のお若い修行僧(修行尼を含む)の方が、荷物を預ける姿を今まで一度も見た経験がありません。
飛行機の出発前にわざわざ混んでいる行列に並んで荷物のX-線検査を受けてチェック済みのシールを張ってもらってから荷物を預け、空港到着後に少しの時間が経って他の客よりも遅れて荷物が出てくるのを待って荷物を受け取る、などと言う時間のロスを修行僧達は嫌っているのです。
たとえ飛行機に乗る前後の数分ずつのロスであれ、大きな空港で荷物を預ける時は5分や10分以上は最低でもかかる時もある搭乗前の貴重な短い時間を、荷物検査と預け入れと受け取りのために浪費したいとは思わないからです。
私でさえも羽田空港や那覇空港などの大きな空港での荷物の受け渡しは、出来るだけ避けたいと思っていました。
だから荷物を送れる4空港目が那覇空港だったり、大規模な空港だと、敢えて3空港目を荷物の送り先にして、手前の小さな空港で荷物を受け取り、その小規模な空港で預け直すようにしていたからです。
那覇空港だとジェット機の機体が大きいので、荷物が出てくるのに時間が掛かります。
その上ビルの1階で荷物を受け取ってから、巨大なビルの3階の荷物の預け入れカウンターまでかなりの距離を縦横に移動しなければいけません。
預け入れカウンターが混んでいたら、もう絶望的です。
また荷物を預けてからも、もう1度2階に降りて、自分が持っている手荷物の検査を受け直さなければなりません。
しかし小規模な空港なら、50席未満のプロペラ機か、100席未満の小型ジェット機しかないので、荷物が出てくるの時間が巨大空港程は掛かりません。
下手するとトイレに入っているうちに、荷物は私のものだけが残されている時もあるほどです。
そして荷物の預け入れも受け取りカウンターのすぐ横のカウンターできるし、プロペラ機で乗客も少ないので、荷物検査で行列を作る必要も心配もありません。
しかし私の109回の搭乗経験では、私以外の修行僧(と思しき方々)が、今まで一度でも荷物を預けたり、荷物の受け取り待ちをする姿を見たことがありません。
たとえ両手に2個のバッグと一眼レフカメラを持っていても、プロペラ機には少し大き過ぎる荷物を背負っていても、その荷物をわざわざ預ける姿を見たことがありません。
やはり私と違ってお若い方が多いので、荷物を預ける時間をロスしたくないのです。
その分初めて訪れる空港の周りを見学したり、記念写真を撮ったり、ほとんどの修行僧の方はしたいのだと思います。
結果として、私だけの利便性向上のためだけに作られたシステムの変更・・・なんてことは無いですよね?